風神の都市 IDーII 1995
太陽が出れば北風がつきものである。良い光があれば、良い風もある。というわけで、気持ちの良い風の吹く街を、つくろうというプログラム。
夏は適度な風が吹き、冬は風が吹かないような街。
図で、色の濃さは風の強さを表すが、そのなかで、赤い部分は「適度な」風のエリアである。つまり、赤い部分が多いほど、良い風の街ということになる。
風が障害物に当たった場合の行動については、上下左右に係数を与えて分岐させた。流体力学の正確な設定ではないが、その精度はここでは重要ではない。
そのような設定が可能とした場合、なにができるか、をみることがここでの目的である。
「発生街区の都市」および「太陽神の都市-2」プログラムで生成した街区をベースとし、それに最小限の操作をおこなうことで、望ましい風の街を発生させようとしている。